毛筆講座 【漢字・かな・条幅(じょうふく)】のご案内

子どもの部

毛筆は、半紙に2字から4字を書きます。
基本は楷書(かいしょ)で、中学生になると行書(ぎょうしょ)にも挑戦していきます。

楷書体とは・・・

活字で言えば、明朝体(みんちょうたい)に近い形の書体です。
横線は、筆の打ち込み、中間の線、筆の止めを意識して書くのも特徴(三過折)。
欧陽詢(おうようじゅん)の「九成宮醴泉銘」(きゅうせいきゅうれいせんめい)という書が「楷法の極則」を伝えるものとして名高いです。

行書体とは・・・

楷書が一画一画をきちんと書いているのに対し、行書体ではいくらかの続け書きが見られます。
しかし、草書のように、楷書と大幅に字形が異なるということはないために、楷書を知っていれば読むことは可能です。
王羲之(おうぎし)の蘭亭序(らんていじょ)という書などが、有名です。
 

大人の部

漢字、実用文、かな、条幅(じょうふく)、研究の部門があります。

漢字


その中でも、漢字がいわゆる毛筆になり、主に臨書(りんしょ)が中心ですが、初級、中級、上級と3段階に分けてお手本が違います。
漢字初級(4級から10級)は、主に楷書
漢字中級(秀級から3級)は、主に行書
漢字上級(師範から初段)は、主に臨書

かな


かなは、かな用の細筆を使って初級、中級、上級と漢字同様それぞれの段階においてお手本が違います。
かな初級は、半紙1/2に一行書き、かな中級は半紙1/2に二行書き、かな上級は、半紙に散らし書きをします。

条幅(じょうふく)


条幅は、秀級から10級は、半切に5字楷書または行書、初段から師範は、半切に2行書き(14字)行書から草書で書きます。

硬筆講座(実用文)のご案内

子どもの部


専用用紙を使って学年によって、文字の大きさが変わります。
1、2年生は、国語8マスノートの大きさ。
3、4年生は、国語10マスノートの大きさ。
5、6年生は、国語12マスノートの大きさとなり、だんだんと文字の大きさも小さくなります。
中学生は、マスのない罫線のみの用紙になります。

大人の部


実用文といい、ペン字を中心に専用用紙に実用的に使う字を練習します。
楷書・行書・祝儀袋用毛筆細字楷書など

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