代表あいさつ


はじめまして、本田 賀艸(がそう)です。
書道と私の出会いは、幼稚園の頃に母に連れられて近くの習字教室に姉と通ったのが始まりでした。
確か、初めての習い事がお習字でした。昔は、読み書きそろばんピアノが当たり前の時代なのですが、
重い習字バックに筆、硯(すずり)、下敷き、半紙などを持っていくのがとても新鮮で、今でもあの嬉しい気持ちを覚えています。
今は、字を書くときはパソコンを使うとても便利な時代ですが、どうしても書かなければならない時に自信をもって、字を書いてみませんか?
初めての方も、子どものころに習っていたけど、また習字を始めてみたい方も、ぜひ一緒に新しいものに挑戦してみて下さい。

本田賀艸(がそう) 略歴

 昭和60年3月 八尾市立山本小学校卒業
 昭和63年3月 樟蔭中学校卒業
平成3年3月 樟蔭高等学校卒業
平成7年3月 大阪樟蔭女子大学卒業
 所属団体 公益財団法人 書道芸術院
玄遠社
春洋会
春洋会 土曜講座において、玄遠社会長小林琴水先生に師事し、私自身も書の勉強を継続中です。
  受賞歴 第67回 玄遠社展 2017年「書道芸術院奨励賞」
第23回 長野県現代書藝展 2017年「NHK長野放送局賞」
第53回 高野山競書大会 2018年「南山賞」
第70回 毎日書道展 2018年「佳作賞」
第72回 書道芸術院展 2019年「特選」
第37回 安芸全国書展 2019年「戸田提山賞」
第71回 毎日書道展 関西展 2019年「入選」
春洋会書展 2019年「会長賞」
第73回 書道芸術院展 2020年「特選」
第55回記念 高野山競書大会 2021年「審査委員長賞」
第39回 安芸全国書展 2021年「優秀賞」
第75回書道芸術院展 2022年「俊英賞」
第73回 毎日書道展 2022年「毎日賞(漢字Ⅱ類)」
第23回 長野県現代書藝展 2017年「NHK長野放送局賞」
第70回 毎日書道展 2018年「佳作賞」
第53回 高野山競書大会 2018年 「南山賞」
第37回 安芸全国書展「戸田提山賞」2019年
第71回 毎日書道展 関西展 2019年「入選」
春洋会書展 2019年「会長賞」
第73回 書道芸術院展「特選」2020年
第55回記念 高野山競書大会「審査委員長賞」2021年
第39回 安芸全国書展「優秀賞」2021年
第75回書道芸術院展「俊英賞」2022年
第73回 毎日書道展「毎日賞(漢字Ⅱ類)」2022年

本田賀艸(がそう)プロフィール

♦ 習字経験

5才〜8才  井上先生師事 雑誌「あすなろ」
9才〜25才  川岸春艸(しゅんそう)先生に師事 雑誌「玄遠」
26才~39才 仕事に結婚、出産とプライベートに専念
習字は、お休み期間
39才〜43才 亡恩地春洋(しゅんよう)先生に師事 雑誌「玄遠」
同時に娘に習字を教える。
生徒2名〜4名に増える。
43才〜現在 小林琴水(きんすい)先生に師事 雑誌「玄遠」
生徒90名に増える。

♦ 自分の子どもにお習字を習わせたい

自分の子どもにも、できたら自分が習った手法で教わってほしいと思い、「玄遠」の雑誌に載っているところへ電話したのがきっかけでした。
今考えると、もちろん無謀なチャレンジ。そこまで「玄遠社」にこだわった訳は・・・

♦ 玄遠社に対する私のこだわり

毛筆には、「直線」、「曲線」、「はねる」、 「はらう」の文字をただ書くだけではなく、その中での「ひねり」「つく」などの技法で、一筆の中にどのようにしたら、勢いのある、強い線質ができるのか。
また、白と黒のコントラストをどうすればきれいに見せられるのか。きれいなかすれ。など考えながら書く楽しさを、玄遠社で教えてもらいました。

♦ 自分の習字教室へ

私の周りには、忙しくて習うことができなかったので、今からゆっくり自分の趣味をしたいという方がたくさんおられました。
それと同時に、塾へ通う子どもたちが多い中、芸術に時間をかける子どもたちは非常に少ないのが現状です。
私の考えは、勉学は、学年より先に勉強するのもいいのですが、勉強は後からでも一気に追いつけるものだと思っています。
勉強の場合、例えば、方程式で解ける問題を、カリキュラム上、その方程式を習わない学年だからという理由で、別の方法で解かないといけないという縛りがあったりします。
しかし芸術(音楽、ピアノ、書道、絵画、スポーツ、表現など)は、できるのであれば、どんどん次の技法を教えてもらえるし、小さい頃からの積み重ねが、とても大事であると思います。
もちろん、大人になって初めてする芸術もいいと思いますが、子どもの頃に始めた場合は、習熟度の度合いが違うと思います。
そのため、少しでも多くの方に、子どもの頃から習字を習ってほしいと思うのです。

♦ 今も勉強

私は「師範」の資格を持っていましたので、自分の子供にも教えられると思っていたのですが、「教えるなら習ったほうがいいよ」と玄遠社の先生方にアドバイスを頂き、私も習字から書道への道へ進むことができました。
今までの私は、「玄遠」の競書(臨書)だけの勉強でした。
しかし、今では競書での基礎を活かした展覧会への作品づくりの挑戦であったり、中国の代表書家の臨書であったり、金文なども勉強をしています。

♦ 恩地春洋先生の逝去

玄遠社の会長であり、私の師匠の恩地春洋先生は、若い世代の育成のために新しく土曜日講座を作られました。
その中で勉強する機会をもらい、私も直接指導していただきました。
恩地先生の講座は、とても優しく丁寧なご指導で、無心に勉強させていただきました。
先生は、ご病気のため平成28年6月に亡くなられましたが、その3週間前まで講座もされていて、最後まで書道のことを考えておられたと聞いています。
先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

♦ 今の玄遠社・土曜日講座

恩地先生が亡くなられ、とても悲しみの深かった春洋会の中で、小林琴水先生が次の会長となられました。
私たちの土曜日講座においても、恩地先生と同様に、小林琴水先生にも、優しく丁寧にご指導を受けています。
積極的に、新たな分野にも挑戦されていて「近代詩文書の研究会」や「大字書の研究会」などに、私も参加しないかと声をかけてくださいます。
いろいろと挑戦されてきた先生だからこそ、私もチャンスを頂ています。

♦ 習字は健康に最適かも

字を書くというのは、呼吸とリズムが大切で、集中して書き続けると汗が止まらなくなるほど体力を使います。
毛筆は、ひじをあげて背筋を伸ばして姿勢良く書くだけなのですが、本当に体力がつき、更に心が洗われた気持ちに変わります。
また、春洋会、玄遠社の専門でもある「大字書」「少数字書」「一字書」は、とても大きな筆を使い、大きな半紙に一文字または二文字を書きます。
研究会で何時間も書くと次の日は、筋肉痛になるほどなので、体力・体幹がとても大事になってきます。
それと、私の個人的な考えですが、墨が身体を浄化し健康にしてくれるのではないかと思っています。
実際、書道をされている方は、高齢でも元気な方がたくさんおられます。
すごくパワフルで力強い字には尊敬と羨ましさも感じます。
ぜひ、健康維持のためにも、一緒に新たな挑戦をしてみませんか。